かぐらかのん

本や映画の感想などを書き記していくブログです。

大根おろしの栄養学

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大根おろしは小さい頃の「にがい!」っていう記憶を引き摺っていて、それからずっと食わず嫌いだったんですけど、ポン酢と合わせてみたらすごい美味しいことに、今更気づきました。
 
焼き魚や豚しゃぶとすごく合うし、箸休めにもちょうどいいですし。大根いっぺんに好きになりました。
 
大根は生食がベスト?
 
実は大根は薬効を考えたら生で食べるのが一番だそうです。大根といえば消化酵素が豊富なのが知らていますが、これは加熱によって大幅に減少してしまうとのこと。
 
ちなみに大根に含まれる消化酵素はこんな感じ。大根おろしダイエットとかかつて流行りましたよね。
 
 
・ジアスターゼ(アミラーゼ)・・・唾液の中にも含まれているでんぷんを分解する消化酵素。ごはんや麺類などを食べた際の際の胃もたれや消化不良を改善。
 
・プロテアーゼ・・・・たんぱく質分解酵素。大根の他にはヨーグルトや納豆などの発酵食品にも多く含まれている。下処理として大根おろしやヨーグルトに肉をつけておくと肉が柔らかくなるのはプロテアーゼが肉のたんぱく質を分解しているため。
 
・リパーゼ・・・脂肪を分解してくれる酵素。天ぷらやから揚げなどと一緒に大根おろしを摂ると、さっぱりとたべることができて胸やけや胃もたれを軽減される。
 
 
また、甘い大根おろしを作りたい時は真ん中、辛い大根おろしを作りたい時は根っこ側、ともよく言われますが、これはイソチオシアネートという辛み味成分に関係あるようです。
 
イソチオシアネートには殺菌・抗菌作用の他にも、抗酸化作用、代謝作用がありますが、一説によればこれはもともと大根の防御システムとして備わったものだとか。
 
害虫が大根に噛みつくと、その部分にイソチオシアネートが生成される。害虫はこれを嫌がるので、結果、大根は害虫に丸かじりされないで済む・・・ということだそう。
 
なのでイソチオシアネートは大根の生長にとって重要な根の部分でより多く生成され、根の方をおろすと辛い、というわけです。
 
大根ドレッシング
 
シンプルに食べるのもいいですけど、もう少しアレンジしてドレッシングとして使ってみるのもいいですね。
 
基本ベースは醤油:酢:ごま油:砂糖が1:1:1:0.5の割合。これをお好みに合わせて調整していく感じ。ニンニクチューブとか加えてもいいかも。
 

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 とにかく大根まじやばい。というかむしろ大根育てたい。今年の冬は本気で育ててみようか。