かぐらかのん

本や映画の感想などを書き記していくブログです。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

最終兵器に花束を--世界の果てには君と二人で(高橋しん)

" data-en-clipboard="true"> " id="戦後日本的なアイロニズムとしてのセカイ系">* 戦後日本的なアイロニズムとしての「セカイ系」 戦後日本を代表する批評家である江藤淳氏は、その主著「成熟と喪失」において当時の文学的潮流のひとつを成していた「第三…

「よその家の事情」に向き合うということ--夕凪の街 桜の国(こうの史代)

" data-en-clipboard="true"> " id="昭和20年8月6日午前8時15分">* 昭和20年8月6日午前8時15分 その時、アメリカ合衆国の戦略爆撃機B29エノラ・ゲイ号から投下された原子爆弾リトル・ボーイは広島市の高度567メートルの上空で炸裂し、晴れ渡った夏の空に巨…

【書評】日本のいちばん長い日(半藤一利)

日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日 作者:半藤 一利 文藝春秋 Amazon * 半藤史学の原点 昭和38年6月20日、東京は築地の料亭でとある座談会が開かれました。元内閣書記官長の迫水久常、元陸軍大将の今村均、元陸軍大佐の荒尾興功、元秘書官の…