腸内フローラの適正化においては乳酸菌の摂取だけではなく食物繊維の摂取も重要なカギとなります。
ところで食物繊維は不溶性と水溶性に分かれているのはご存知でしょうか?それぞれ役割が違うんです。
ざっとまとめると不溶性食物繊維の特徴はこんな感じ。
・胃や腸で水分吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して蠕動運動を活性化。便通を促進。
・ダイオキシンなどの有害物質を搦め捕り体外へ排出。大腸がんの予防効果が期待。
・よく噛んで食べるので、満腹中枢が刺激され食べすぎを防止。
これに対して水溶性食物繊維の特徴はこんな感じ。
・糖質の吸収をゆるやかにして食後血糖値の急激な上昇を抑える。
・胆汁酸やコレステロールを吸着して、体外に排出。
・腸内の常在善玉菌のエサになる。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の理想的なバランスは2:1なんですが、水溶性食物繊維が豊富な食材は意外と限られてるので意識して摂ることが必要。
そういうコンセプトから最近は水溶性食物繊維を意識した「腸活サラダ」の開発?に取り組んでます。
ワカメとキャベツはネバシャキな食感が意外と癖になります。マヨネーズともよく合う。
水溶性食物繊維が豊富かつサラダとも相性がいい食材は、わかめ、オクラ、アボガド、なめこ、じゃがいも、ひじき、乾燥プルーンあたりでしょうね。是非一品でもいいので毎日サラダに添えたいところです。