かぐらかのん

本や映画の感想などを書き記していくブログです。

経口補水液ってどうなの?

 

今日は二十四節気の「大暑」ですので「水」に関するおはなし。
 
最近、熱中症対策アイテムとしてよく店頭で見かける経口補水液ですが、常飲していれば熱中症予防になるのか?というと、結論から言えばならないんですよ。
 
経口補水液というのは、通常のスポーツドリンクよりも浸透圧が低めで、かつナトリウムイオンなどの電解質濃度が高く設定されてます。
 
これは水分や電解質が不足している脱水症状時においては速やか水分と塩分の補給に威力を発揮します。けど普段、水分補給として常飲するのは不適切。ただの塩分の摂り過ぎということになります。
 
普段の水分補給は普通の水か、ハイポトニック系飲料が適切でしょう。この点、ポカリやアクエリアスなどの「スポーツドリンク」は浸透圧が体液とほぼ同値のアイソトニック系飲料に分類されます。これに対して、ハイポトニック系飲料というのは浸透圧が体液より適度に低く、より水分補給に特化しています。
 
例えばポカリはポカリでも「ポカリスエットイオンウォーター」なんかはハイポトニック系飲料になります
 
 
 
 
けど、お酒をたくさん飲んだときは経口補水液がオススメみたい。
 
飲酒した後は脱水状態になりやすいんです。ただでさえ飲酒は利尿作用を促進します。さらにその上、肝臓でアルコールを分解する為に、大量の水分を必要とします。そして、水分が失われる時、電解質も同時に失われます。
 
なので飲んだ当日の寝る前や起床時に、脱水気味だと感じた場合などは、水分と電解質を素早く補給できる経口補水液の摂取は適切な選択とのこと。
 
実際、お酒を飲んだ後や翌朝に試しに経口補水液を飲んでみると大概、美味しく感じるんですよ。これは要するに体内から水分と電解質が失われているからなんでしょう。
 
けどこの時もがぶ飲みするんじゃなくて、少しずつ飲むのがいいようです。塩っぱいと感じたら電解質が足りてきているので、後は普通の水か、ハイポトニック系飲料での水分補給に切り替えた方が無難なようです。