かぐらかのん

心理学関連書籍、ビジネス書、文芸書の書評などを書いていきます。

映画

「日日是好日〜『お茶』が教えてくれた15のしあわせ(森下典子)」を読む。〜「今、ここ」を味わい尽くすということ。

。 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫) 作者: 森下典子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/10/28 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (37件) を見る * 「お茶」の持つ底なしの深み 本書は著者の森…

エディプスコンプレックスの物語として観る「未来のミライ」

mirai-no-mirai.jp 「未来のミライ」公式サイト * 「欲望の主体」としての自立 これまで一人っ子だった「くんちゃん」が妹の「未来ちゃん」の誕生を切っ掛けに、「二者関係の三者化」というエディプスコンプレックスを経て自己を獲得していくというお話だと…

【感想】映画「Fate/stay night [Heaven's Feel] 〜I.presage flower」

本作の原作「Fate/stay night」は2004年にTYPE-MOONより発売されたPCゲームです。当時は18禁アダルトゲームという扱いながら記録的なヒット作品となり、その後も漫画・小説・アニメ・映画・スマホゲームなど多彩なメディアミックス展開によって、現在に至る…

映画「スティーブ・ジョブズ(2015年)」を観る。飽くなき理想と野心の果てにあるもの。

スティーブ・ジョブズ (2015年の映画) - Wikipedia スティーブ・ジョブズ。1976年、21歳でスティーブ・ウォズニアックと共にAppleを創業。1984年、革新的なグラフィカルユーザーインターフェイスを備えたMacintoshを発売。その後、社内政治の力学の結果、198…

【感想】映画「君の膵臓をたべたい」

kimisui.jp 原作が出た時から満開の桜の表紙とグロテスクなタイトルの組みあわせに少し気にはなってましたが、結局読まず終い。今回実写映画化ということなのでとりあえず見てみるかという感じで、まったく予備知識なしで劇場へ。 物語のあらすじはこうです…

「君の名は。」や「シン・ゴジラ」を観て、何か物足りないと思った人にこそ、観て欲しい「この世界の片隅に」

『この世界の片隅に』。はてブとかのエントリーを見ていたら、ちらほら感想が上がっていたので、じわじわ気になりだしまして、それで観に行ってきました。 前情報として知っていたのは、舞台が太平洋戦争期の呉・広島っていうのと、主演がのんさんっていうの…

「君の名は。」と「シン・ゴジラ」

今更ですが、ついにスルーし切れず、「君の名は。」を観に行ってきました(´-ω-`;)ゞ どこにでもありそうな何気ない日常の営みを繊細で瑞々しく切り出していく極彩色の映像美術。徹底されたというシナリオ開発の賜物か程よく濾過されて、いわば一番綺麗な上…