かぐらかのん

心理学関連書籍、ビジネス書、文芸書の書評などを書いていきます。

感想・レビュー

「AIR」における日本的「あわれ」の感性

「AIR」というノベルゲームはご存知でしょうか?ゲームブランドKeyより2000年に発売され、このジャンルとしては異例の売上本数を記録した「泣きゲー」の代名詞です。 今日は本作のヒロイン、神尾観鈴ちゃんの命日なので少しAIRの事を書いておこうと思います…

エディプスコンプレックスの物語として観る「未来のミライ」

mirai-no-mirai.jp 「未来のミライ」公式サイト * 「欲望の主体」としての自立 これまで一人っ子だった「くんちゃん」が妹の「未来ちゃん」の誕生を切っ掛けに、「二者関係の三者化」というエディプスコンプレックスを経て自己を獲得していくというお話だと…

【感想】映画「Fate/stay night [Heaven's Feel] 〜I.presage flower」

本作の原作「Fate/stay night」は2004年にTYPE-MOONより発売されたPCゲームです。当時は18禁アダルトゲームという扱いながら記録的なヒット作品となり、その後も漫画・小説・アニメ・映画・スマホゲームなど多彩なメディアミックス展開によって、現在に至る…

映画「スティーブ・ジョブズ(2015年)」を観る。飽くなき理想と野心の果てにあるもの。

スティーブ・ジョブズ (2015年の映画) - Wikipedia スティーブ・ジョブズ。1976年、21歳でスティーブ・ウォズニアックと共にAppleを創業。1984年、革新的なグラフィカルユーザーインターフェイスを備えたMacintoshを発売。その後、社内政治の力学の結果、198…

【感想】映画「君の膵臓をたべたい」

kimisui.jp 原作が出た時から満開の桜の表紙とグロテスクなタイトルの組みあわせに少し気にはなってましたが、結局読まず終い。今回実写映画化ということなのでとりあえず見てみるかという感じで、まったく予備知識なしで劇場へ。 物語のあらすじはこうです…

エロマンガ先生最終話における「芸術の論理」と「去勢の論理」

honeshabri.hatenablog.com エロマンガ先生の最終話において、沙霧ちゃんの書いたエロマンガの局部描写にはモザイクがかけられており、ムラマサ先輩の書いたミケランジェロのダビデ象は無規制であったという問題です。 結論からいえばこれは社会常識的に妥当…

さくらフェス\(^o^)/

ameblo.jp 今日はエイプリルフールですが、そんなことよりも「カードキャプターさくら」の主人公・木之本さくらちゃんの誕生日ですね。 さくらちゃんといえば「なんとかなるよ、絶対だいじょうぶ」の名言で知られていますけど、これ以上にシンプルで力強い響…

ドラマ版「嫌われる勇気」がアドラー心理学会から明確に否定された件

news.livedoor.com 香里奈主演「嫌われる勇気」に「日本アドラー心理学会」が抗議文 - ライブドアニュース 日本アドラー心理学会のホームページ|INDIVIDUAL PSYCHOLOGY http://adler.cside.ne.jp/common/pdf/fuji_tv.pdf 抗議文は「放映の中止か、あるいは…

ケロちゃんステンシルでお絵描き

CCさくら新刊特装版の付録で付いていた、ケロちゃんステンシルなる定規でお絵描きしてました。 パッと見、カンタンに書けそうなんですけど、羽と表情を合わせるのは意外と難しく、結構、練習する羽目に。羽は左右バラバラに調整した方がいいと思います。両目…

CCさくらクリアカード編がアニメ化

mantan-web.jp CCさくら:新作「クリアカード編」がNHKでテレビアニメ化 18年1月スタート - MANTANWEB(まんたんウェブ) ameblo.jp TVアニメCCさくら クリアカード編|丹下桜オフィシャルブログ「さくらblog」Powered by Ameba 浅香監督や丹下桜さんなど、…

「君の名は。」や「シン・ゴジラ」を観て、何か物足りないと思った人にこそ、観て欲しい「この世界の片隅に」

『この世界の片隅に』。はてブとかのエントリーを見ていたら、ちらほら感想が上がっていたので、じわじわ気になりだしまして、それで観に行ってきました。 前情報として知っていたのは、舞台が太平洋戦争期の呉・広島っていうのと、主演がのんさんっていうの…

iPhone版はてなブログアプリで「カット→ペースト」が出来ない不具合??

なんか、最近になった気づいたんですけど、iPhoneのはてなブログアプリが、「カット→ペースト」の操作ができないんですよね。 こうなっちゃう。 これ、先日のアプデでも解消されてなくて、これは文章を使う打つとき結構めんどくさい。なんかこの症状、私だけ…

「君の名は。」と「シン・ゴジラ」

今更ですが、ついにスルーし切れず、「君の名は。」を観に行ってきました(´-ω-`;)ゞ どこにでもありそうな何気ない日常の営みを繊細で瑞々しく切り出していく極彩色の映像美術。徹底されたというシナリオ開発の賜物か程よく濾過されて、いわば一番綺麗な上…